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耳石の刺激で若返る!? ガッテン!NASA直伝!魅惑のアンチエイジング術

NHK 「ガッテン!」の11/16(水)は、「NASA直伝!魅惑のアンチエイジング(仮)」です。

メタボなどの生活習慣病や、筋力・骨密度の低下など、誰もが避けられない「体の老化現象」は、ある1つの方法で遅らせることが可能!NHK ガッテン!

ということで、とても気になり、番組放送前に調べました!

どんなアンチエイジング術なのか!? たった1つの方法で、アンチエイジングできるなら、簡単そうだし、やってみたいですよね。

 

先に予想した答えを言いますと、、、

 

NASAが発見したアンチエイジング法は、重力を利用して体に負荷をかけること。宇宙空間では、重力がなく体に負荷がかかりません。地上でもある行動が、重力を感じない状態になってしまいます。

番組放送後追記:内耳の奥にある重力を感知する「耳石」を刺激することがNASA式アンチエイジング術のポイントでした。

それはどんな状態でしょうか?

どうすれば重力を利用できるのか?

具体的にNASAのアンチエイジング術を見ていきます。

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NASAのアンチエイジング術は立ち上がること

「ガッテン!」の番組紹介ページをみると、

実は、無重力状態で暮らす宇宙飛行士は、地上の10倍ものスピードで老化が進む。この謎を追い続けてきたNASAがたどり着いたのは、「体のある部分」が老化スピードを大きく左右すること。

そこを刺激さえすれば、いわば細胞のスイッチが入ったように活動を高め、脂肪やコレステロールが減ったり、筋力や骨密度がUPするなど、様々な嬉しい変化が現れる!NHK ガッテン!

とあります。

宇宙は無重力なので、体を支えることがありません。歩くこともないです。つまり「体のある部分」というのは、筋肉でしょう。筋肉の中で、一番大きいのは足の大腿筋かなぁと思って調べていたら、こんな記事がありました。

米航空宇宙局(NASA)の調査でも、仕事中に一日16回、2分間ずつ立ちあがると骨や筋肉の密度を維持する上で効果的であることが分かっている。

職場の座り過ぎに注意、2~4時間立つのが健康上理想 THE WALL STREET JOURNAL

これのことですね!

大腿筋とは書いてませんが、デスクワークが多くなった昨今では、座り過ぎに注意です。「仕事中に1日16回、2分間ずつ立つ」ということは、1日8時間勤務だとすると、「仕事中に30分に一度、2分間立つ」ということです。そうすると、健康に良いと言っています。

16回x2分なら、1回32分間立ち続ければいいのでは?と思ってしまいますが、それは効果がありません。これだと1回の刺激として感知するだけになってしまうからです。

番組放送後追記:座り過ぎ(長時間座っていること)は、耳石にとっては無重力状態と同じ状態なのでだそうです。

宇宙飛行士は、宇宙船の中で、1日3時間は運動しているそうですが、宇宙空間では耳石を刺激されないため、運動の効果が薄まってしまいます。

耳石に重力を感知させて運動をすると、その効果が大きくでます。それが、「立ち上がる」という動作です。立ち上がることは、耳石を刺激するため、歩くことよりも運動効果が高いとのことでした。

番組では、30分に1回立ち上がる動作を2週間続けると、中性脂肪15%減、悪玉コレステロール5%減、善玉コレステロールが11%増という、すごい実験結果が出ました!

また、耳石を動かすのは自力でなくても良く、もし立ち上がれなければ、耳石を動かす為に、頭を動かすだけでもいいそうです。

座り過ぎは、様々な慢性疾患を引き起こすリスクを高める

 

既述のTHE WALL STREET JOURNALによれば、

複数の研究で、座り過ぎという行為により、がんや糖尿病、心疾患、非アルコール性脂肪肝疾患(NASH)といったさまざまな慢性疾患を引き起こすリスクが高まることがわかっています。

逆にずっと立っていても、静脈瘤(りゅう)や腰痛、頸動脈疾患などのリスクが高まる。

THE WALL STREET JOURNALを参考に筆者まとめ

とあります。他にも

肺がん、肝臓がん、慢性閉塞性肺疾患のリスクが高まる。

NHKクローズアップ現代を参考に筆者まとめ 

などもあります。

怖いですね。ずっと座っていても、ずっと立っていても、ダメ。寝過ぎたら体が痛くなったり、PCに向かって長時間作業すると肩や首が凝ったりするのも、動きがないからです。固まった状態がダメで、筋肉を動かす必要があるということです。

米コーネル大学のアラン・ヘッジ教授は、

日中を通して、自分の活動を細かく区切ることが鍵だ

職場の座り過ぎに注意、2~4時間立つのが健康上理想 THE WALL STREET JOURNAL

と言っています。

彼はまた、

オフィスでの就労中に30分のうち20分は座り、8分は立ち、2分間は動き回ってストレッチすべき。

人は、10分以上立っていると人は何かに寄りかかる傾向があり、そうなると腰痛など金骨格系の症状を誘発しかねない。

職場の座り過ぎに注意、2~4時間立つのが健康上理想 THE WALL STREET JOURNAL

と言っています。

番組放送後追記:1時間座り続けると、寿命が22分も縮むそうです。「座っている状態は、宇宙にいるのと全く同じ悪影響を引き起こしています。イスから立ち上がらなければ、死んでいるのも同然なのです、、」と、元NASAの研究員コメント

座り続けることで、リスクが高まる病気は、
糖尿病、心臓病、がん、テロメアに異常、骨密度の低下、認知機能の低下、免疫力低下、血漿量減少、反射の異常、倦怠感、むくみ、インスリン代謝異常、ホルモンの減少、関節痛、尿失禁、背中が曲がる、脂質代謝の異常、失神、睡眠障害、抑うつ、血圧調節の乱れ、持久力の低下。。。など

座りすぎると、なぜ病気になるのか?

立ったり歩いたりする時は、脚の筋肉がよく働いて、エネルギー代謝が活発になります。ところが座ると脚の筋肉が活動せず、代謝が落ちて、糖や中性脂肪が筋肉に取り込まれず、血液中で増えてしまいます。

長時間座ると、代謝だけでなく、全身の血流が悪化して、血液がドロドロになります。その結果、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病等のリスクが高まります。

長時間座り続けると、脚にある大きな筋肉が働くのをやめてしまい、体にあるいくつもの重要なスイッチがオフになってしまうんです。筋肉に糖を取り込む輸送体の機能が低下したり、脂肪分解酵素の機能が大きく低下します。

1時間以上座っていると、脂肪分解酵素リポタンパク質リパーゼの水準が低下し、筋肉よりも脂肪蓄積のほうにカロリーがまわることになります。

一方、立っている時は、座っている時と比べると、エネルギーが1時間当たり30-60kcal多く消費されます。従って4時間では、最大240kcal(ご飯中盛り1杯分)多く消費されることになります。

6時間座ると、脚の大動脈の1つの血管系機能が50%以上低下し、10分間の歩行後に回復した。という報告もあります。

番組放送後追記:脚の筋肉や体中の細胞が活発化するスイッチは耳石。

耳石は、目とつながっています。耳石は、内蔵や血管の働きをコントロールする自律神経ともつながっていて、耳石がよく動くと自律神経の働きが活発になり、心臓の働きや血の巡りが活発になります。

すると、細胞の働きも活発になって、血液中の脂肪やコレステロールもたくさん消費されます。耳石が動かないと、逆に自律神経の働きが鈍くなり、心臓や血の巡りが悪くなって、脂肪やコレステロールも余ってしまいます。

また、未熟児の赤ちゃんをハンモックで1日30分揺らすと、揺らさない場合に比べて、筋力がアップしていた。という報告がありました。

番組では、とてもゆっくり揺れている赤ちゃんの映像でした。それなので、赤ちゃんはゆりかごなどで、揺らされることが好きなのだそうです。

ただし、強く揺すったり、揺らしすぎるのはやめてください。揺さぶられ症候群という事故につながる可能性があります。

 

世界中で「座り過ぎが危ない!」コール

英スポーツ医学誌「ブリティッシュ・ジャーナル・オブ・スポーツ・メディシン(BJSM)」は、「座ることに関する指針」を公表し、1日の労働時間を通して、合計2−4時間立つことと、軽い運動を取り入れるよう推奨しています。

オーストラリアは国を挙げて座り過ぎの対策に取り組んでいます。メルボルンの小学校では2014年から、高さを調節できる机を導入して、立ちながら授業を受けられるようにしています。

1日30分は立って過ごすようにしており、子供たちの集中力が上がったそうです。職場でも8時間座って過ごしているから、2時間以上は立って過ごすように勧められています。

オーストラリアの研究では、座る時間が1日4時間未満の人たちに比べて11時間以上の人たちは、脂肪リスクが40%も高まったという報告があります。

日本は世界でも座る時間が長い方の国で、7時間は座っているという結果です。例えば、徒歩通勤していたり、職場でも建物間を移動したり、と歩いていると思っていても、実は座っている時間が長かったりします。

iPhoneアプリに、座り過ぎを予防するアプリ「Standland」というのがありますので、活用してみてはいかがでしょうか?

先進的な企業では”スタンディングデスク”

これまでは、働けば働くほど不健康になるオフィス。最近では、立ったまま仕事を出来る机=スタンディングデスクを導入している企業があります。

米シリコンバレーのIT企業(Facebook,Google, Huluなど)は多くの人が立ってPCで仕事をしていますし、北欧などでも新しく机を導入する場合は、可動式のデスクだったりします。

日本だと楽天、サイバーエージェント、MEMOテクノスがテスト導入をしているようです。

日常生活での座り過ぎへの”具体的な対策”

仕事中に立ち上がりにくい場合は、「座りながら膝をのばして、つま先をあげる」という運動がオススメです。

キッチンなどで立っている時は、ゆっくりかかとを上げる膝をまげて中腰になると太ももの筋肉を使えます。

普段の生活の中で体を動かす、「頻繁に立ち上がる、「階段を上り下りするなどの動作です。

番組放送後追記:今回の放送内容からすれば、立ち上がれない状況の場合は、頭を動かして耳石を動かすのが良いのかと思います。なので、首を凝った時等に行う、頭を大きくまわす動作がいいですね!

また、おじいちゃんやおばあちゃんがよく座っていた、「揺り椅子(ロッキングチェア)」も頭が揺れる=耳石が動く、という効果でアンチエイジングにはいいと考えられます! 

筋肉を使うというより、耳の奥にある耳石を動かしてあげる動作を意識してみてください。

まとめ

いかがでしたか?

脚の筋肉耳石を刺激してあげるだけで、成長ホルモンが出たり、代謝機能がアップしたり、脂肪燃焼したりと、まさに体にスイッチが入るようですね。

NASAのアンチエイジング術は、30分に1回2分間立ち上がるだけで良いので、ぜひ、今から生活に取り入れてみてください。

番組放送後追記

「NASA直伝!魅惑のアンチエイジング術」 は、 耳石を動かすために、立ち上がることでした。座り続けると、脚の筋肉を使わないから良くないのではなく、「耳石が動かないから」だなんて、、、スゴい発見ですね! さすが、NASA! もっと勉強します!

今回は、座り過ぎと立ち上がるという部分はあっていましたが、原因が違いました。。。間違った情報をお届けしてしまうところでした。失礼致しました。。。

からだキレイNaviでは、読者の皆様に役立つ価値ある情報を提供できるよう、日々調査していきます。

今後とも、よろしくお願い致します。

 

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