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【主治医が見つかる診療所】脳が若返る&痩せ体質になる簡単食べ合わせを考察!

12月12日の主治医が見つかる診療所は、「ダイエット・免疫力アップ・認知症予防 健康になるカンタン食べ合わせ法」です。

食べ合わせは、古くは平安時代の医学書「医心法」にも記されており、漢方でも、「からだを冷やす食べ物」、「からだを温める食べ物」の組み合わせとして、重要視されています。

食べ合わせは、単なる言い伝えではなく、医学的根拠があります。

単純ですが、私たちのからだは自分が食べた物から出来ています。良いものを食べて、栄養素をしっかり吸収できるのが一番です。

食べ合わせで、栄養素の吸収を促進して、「免疫力アップ」、「ダイエット効果」、「アンチエイジング」など、様々な効果を取り入れましょう。

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からだに良い食べ合わせ

トンカツ(豚肉)とキャベツ

原宿リバビリテーション病院 「老いない技術」の著者 林恭史先生は、「食べ合わせに健康効果があり、医学的根拠がある」と言います。

トンカツとキャベツは、脂肪が気になる肥満気味の人には良い食べ合わせです。

キャベツの食物繊維が胃と腸で豚肉の脂肪を吸着してくれます。

キャベツを千切りにすると繊維の表面があらわれて、特に脂肪を吸着してくれます。

また、キャベツのビタミンUは、胃粘膜の修復胃酸の分泌調整の効果があります。

肉の消化に胃酸が分泌されますが、胃酸過多にならないようにしてくれます。

酢豚にパイナップル

パイナップルの消化酵素が豚肉のタンパク質をアミノ酸に分解し、吸収しやすくします。

吸収されたアミノ酸は、タンパク質に再合成され、からだの筋肉、じん帯、皮膚などになります。

タンパク質はからだを健康な状態に保つのに必要です。タンパク質が不足すると老化体調不良の原因となります。

 

私はこの「酢豚にパイナップル」には疑問があります。

パイナップルの消化酵素ブロメラインは、「60℃で変性して失活(消化能力を失う)するため、豚肉のタンパク質を分解できなくなる」からです。

酢豚の調理後、

  1. 温度が低くなった後にパイナップルを加えるか、
  2. 加熱前に豚肉とパイナップルを常温で混ぜておく場合は、

消化酵素の効果が残って、良い食べ合わせになると考えられます。

番組でも紹介された以下の組み合わせは、加熱調理していないため、果物の消化酵素の力を大いに発揮できています。

特に、生ハムは部分的にタンパク質が分解して、アミノ酸が増えた状態です。

メロンの消化酵素が生ハムのタンパク質をさらにアミノ酸に分解します。

また、メロンのカリウムが生ハムの塩分を排出して、高血圧を予防し、老化防止に役立ちます。

 

からだに悪い食べ合わせ?を検証

昔からの言い伝えで、からだに悪いとされる食べ合わせがあります。これを出演主治医の丁先生が医学的に検証してくれました。

うなぎと梅干し

これは良く知られているが、間違い。つまり、悪くない食べ合わせです。

梅干しのクエン酸が胃液分泌を促し、うなぎの脂肪分の消化を助けます。

カニと柿

これは正しい。つまり悪い食べ合わせです。

漢方では、カニも柿も「からだを冷やす」食べ物です。胃腸の丈夫な人は大丈夫ですが、胃腸が弱い場合や冷え性の場合は要注意です。

漢方では、からだを冷やす食べ物とからだを温める食べ物を組み合わせるのが良いとされている。

例:わかめ(冷やす)とネギ(温める)のみそ汁

からだを冷やす食べ物

トマト、キュウリ、なす、豆腐、ワカメなど。

からだを温める食べ物
鶏肉、ニンニク、ごぼう、納豆、ネギなど。

 

骨粗しょう症予防に「納豆とシラス」

骨粗しょう症は、骨の密度が低くなり、脆くなる病気です。

日本には1280万人の潜在患者がいるとされ、40歳以上の女性の4人に1人に相当します。

骨粗しょう症は、加齢によるカルシウムの吸収低下が大きな原因です。

納豆のビタミンK2が、シラスのカルシウムの吸収を助けます。また、ビタミンK2は骨からカルシウムが溶け出るのを防ぎます。

ひきわり納豆のほうがビタミンK2が多い!
納豆のビタミンK2は、ひきわり納豆の方が多く含まれます。

ビタミンK2は、納豆菌の発酵によって増えるからです。

特に骨粗しょう症や骨密度が気になる人は、「ひきわり納豆とシラス」の組み合わせをオススメします。

ただし、血が固まりやすい人は納豆の食べ過ぎに注意です!

ビタミンK2はカルシウムの吸収を助けますが、血を固まりやすくする性質も持っています。

血を固めないようにする薬ワーファリンを飲んでいる方は、ビタミンKを多く含む食品を控えるように指示されます。

千葉県の食べ合わせ博士、田村哲彦さん。

40年間の研究で見つけた良い食べ合わせの数は500種類。月に一回の無料教室で、その研究成果を伝えています。

食べ合わせ博士の田村さんがオススメする、簡単で健康になれる食べ合わせ3種類の紹介です。

疲労回復に「肉とわさび」

牛の筋肉に入っている疲労回復のアミノ酸を吸収したい。

疲労素(からだの老廃物)はたまるだけではなく、いろんな組織に傷が出来ます。

アミノ酸がその傷を修復してくれます。アミノ酸が組織の傷を治すのに役立ちます。

わさびは胃の薬でもあり、胃の働きを良くして消化吸収を助けます。

また、わさびは血行を良くして、吸収したアミノ酸を全身に運ぶのを助けます。

わさびのツーンとする辛み成分「アリルイソチオシアネート」が消化液の分泌を高め消化吸収を助けるんです。

わさびを肉につける量は、ほんのり乗る程度。ちょうど、刺身にわさびをのせる程度で良いです。

免疫力アップに「アーモンドとレモン」

ブロッコリーに砕いたアーモンドをかけて、レモンを絞れば、ミネラル満点サラダの出来上がりです。

アーモンドはカルシウム、鉄、亜鉛などのミネラルがバランス良く含まれます。

ミネラルは免疫機能を高める重要な栄養素です。風邪やインフルエンザの予防に良いです。

ただ、ミネラルはそのままでは吸収されにくいです。そこで、レモンのクエン酸がミネラルの吸収を助けてくれます。

ブロッコリーはビタミンCが豊富で、免疫に重要な粘膜を強くする効果があります。

さらに、ファイトケミカルのスルフォラファンも含まれ、解毒作用や抗酸化作用が期待できます。

 

認知症予防に「サバ(青魚)と抹茶(or 粉末緑茶!)」

サバ、イワシ、アジ、サンマなどの青魚は、DHAが豊富です。

DHAは、熱を加えると酸化しやすいのが難点ですが、抹茶のポリフェノール(カテキン)がDHAの酸化を防いでくれます。

カテキンには強い抗酸化作用があるからです。表面を抹茶でコーティングしてDHAの酸化を防ぎ、旨味を閉じ込めて美味しくなります。

作り方は抹茶をふりかけて焼くだけです。苦みの後に魚の旨味が伝わって来て美味しいと評判でした。

塩分を控えたい人にもオススメです。

ワンポイント!
抹茶を粉末緑茶に代えるのもあり!

粉末緑茶は、お茶の旨味成分「テアニン」は減りますが、ポリフェノール「カテキン」が多いので、DHAの酸化をより防げます。

また、カテキンはダイエット効果やがん予防効果も期待できますし、粉末緑茶の方が価格が安いです。ただし、味は苦みが強くなるかもしれません。

 

がん予防に「サンマと大根おろし」

大根おろしは発がん物質を中和してくれます。

出演主治医によると、辛み成分「イソチオシアネート」にがん予防効果が期待できるそうです。

疲労回復に「ネギ類と豚肉」

ネギのアリシン、硫化アリルがビタミンB1の吸収を助けます

レバニラ炒めの「レバーとニラ」、餃子の「ネギ、ニラと豚」、「らっきょうとポークカレー」など。

餃子やレバニラ炒めは健康効果アップの組み合わせで、疲労回復効果を高めてくれます。

骨粗鬆症に「豆腐にキノコあん」

骨を丈夫にする6栄養素のうち、5つの「カルシウム、イソフラボン、ビタミンK、マグネシウム、タンパク質」が豆腐に含まれます。

キノコに、カルシウムの吸収を良くするビタミンDが入っています。

この組み合わせで、骨に良い6つの栄養素が全て摂れます。

さらに、キノコをいれると噛むことにもつながり、消化吸収を良くしてくれます。

アンチエイジングに「皮ごとのラフランスとエゴマオイル」

南雲医師のオススメ。果物の皮は、抗酸化物質のポリフェノールが豊富に含まれます。

また、エゴマオイルオメガ3で炎症を抑えてくれます。アンチエイジングにとても良い食べ合わせです。

果物のさっぱり感がエゴマオイルの生臭さを打ち消してくれて、相乗効果がすごく良いです。

ぶどう、いちじくなど、皮付き果物なら、どれでもOK

エゴマオイルは、美肌効果、腸を整える効果があります。ポリフェノールは、からだの老化を防ぐ働きがあります。

 

簡単スープの食べ合わせ法

新宿溝口クリニックの溝口先生が紹介してくれました。溝口先生は内科栄養療法を専門とする先生です。

栄養には病気を治す、予防する、健康レベルを上げる力がある、と言います。

栄養バランスを整えて、細胞レベルから健康で病気を未然に予防できます。

新宿溝口クリニックは、日本にはまだ少ない栄養療法の専門クリニックです。栄養療法は、薬だけでなく食生活の見直し等で病気の改善につなげる療法で、近年注目されています。

食事療法と栄養サプリメントなどで栄養バランスを改善し、15000人以上を治療してきたそうです。

溝口先生は、60項目の血液検査で栄養状態を見てきましたが、近年多くの患者が、タンパク質が足りていないことに気づきました。40歳以上は、タンパク質不足を中心とした栄養不足になっています。

免疫はタンパク質の働きなので、タンパク質不足だと、免疫力が落ちてしまいます。また、タンパク質不足は原因不明の不定愁訴、頭痛、めまいなどの原因であることが多いです。
1日1食スープを食べると、タンパク質をがよく取れ、栄養バランスが格段に良くなります。

動物性たんぱく質と植物性タンパク質を一緒に食べる

植物性タンパク質に少し動物性タンパク質を加えると、タンパク質のバランスが格段によくなり、植物性の利用効率を高めます。

一方、動物性タンパク質ばかり食べると、腸に負担がかかります。

タンパク質とたくさんの野菜を同時に摂る

スープの利点は食べ合わせが良いこと。野菜の栄養素が溶け出したスープの成分も取れます。効率よく栄養の吸収が出来るんです。

厚生労働省によると、成人の野菜の一日摂取量は350g以上とされています。生だと大変ですが、スープにすれば無理なく取れる量です。

タンパク質と野菜を同時に取れるスープは非常に有用です。

痩せやすくなるダイエット「カキと豆乳」のスープ

レシピはこちら→痩せやすくなる「カキと豆乳」スープのレシピ・作り方

タンパク質をしっかりとって、太りにくい燃やしやすい体質にかえる事が出来ます。

適度な運動を行いながらタンパク質を取ると太りにくい体質になり、基礎代謝がアップします。

カキの鉄分ビタミンB群でダイエット効果がアップします。ビタミンB群は糖質や脂質を燃やすための必須の栄養素だからです。

鉄分が酸素を全身に供給して基礎代謝を上げます。

豆乳からの程よい甘さがでて、美味しいです。白菜等入れても良い。

脳の老化防止「イワシと豆腐」のスープ

レシピはこちら→脳の老化防止「イワシと豆腐」のアンチエイジングスープのレシピ・作り方

イワシに豊富なEPAが大事です。EPAはオメガ3系の脂で血液の粘度を下げ、血液をサラサラにし、血行を改善します。

豆腐のレシチン。レシチンは細胞膜を構成する成分で、認知症の改善も報告されています。脳の老化防止に役立ちます。

また、レシチンはコレステロールを減らして血行を改善します。血行改善が全身の細胞に栄養供給をしやすくします。

イワシと豆腐のスープの味は、日本人に合う感じ。ゲストはみんな美味しいと言っていました。

梅干しが効いています。梅とイワシは良い食べ合わせです。梅がイワシの脂を丸めて消化をよく、口当たりさっぱりしてくれます。

記憶力や学習に最適「卵と納豆」

姫野医師のオススメ。子供の大好きな納豆卵ごはん。私も子供の頃、よく食べていました。まさか、記憶力に良いとは知りませんでした!

私は、納豆2パックをどんぶりに入れて練り混ぜた後、卵を1つ入れ、醤油を少々たらして、さらに混ぜて、味付けしてました。美味しいですよ!

記憶力に効く納豆卵かけご飯は、

同時にとると記憶力の改善に役立ちます。

それは、アセチルコリンの原料がレシチンだからです。

アセチルコリンは、記憶や学習に重要な神経伝達物質です。このアセチルコリンの合成にレシチンが必要です。

脳などの神経繊維はさや状の膜で守られており、この膜にはレシチンが必要です。レシチンがないと伝達が悪くなりやすいです。ちょうど、漏電のような感じです。

納豆卵かけご飯は、タンパク質+レシチンが取れる最強の食べ合わせだそうです。

お子様に食べさせて、記憶力や学習アップのサポートに良いですね!

青汁とビール

南雲医師のオススメ。出演者にはあまり同意を得られていませんでしたが、「トマトジュースとビールのレッドアイが美味しいなら、これもおいしいはず!」と。

ビールが苦く、青汁も苦いので、確かに飲めない事はないのかもしれません。。。

ビールは、ビタミンや若返り物質少ないので、青汁と組み合わせれば、栄養価の高いビールになるという発想です。

 

まとめ

からだに良い食べ合わせ。いかがでしたか?

こうして見てみると、その食べ合わせで美味しいと感じるものは、からだにも良い食べ合わせだと感じました。

出演医師も言っていましたが、結局はいろんなものを食べてれば良い組み合わせが出来てきます。

良いと言われた食べ合わせのものばっかり食べると、偏った食事になってしまうので、不足しがちなタンパク質を中心に、ビタミン、ミネラル、脂質、を多めに、炭水化物を少々と言った形になるように食べ合わせられるといいと思います。

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