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ネギの風邪・インフルエンザ予防、生活習慣病への効果と食べ方

ネギは昔から、「風邪予防」や「風邪治すのに効果あり」と言われてきました。他にも、疲労回復、動脈硬化予防、糖尿病予防など、様々な健康効果があることがわかっています。

2009年には、ネギのA型インフルエンザ(H1N1)に対する増殖抑制作用が日本栄養・食糧学会で報告されており、ネギの風邪予防効果は、科学的にも確認されはじめています。

今回は、ネギの様々な健康効果とその効果的な調理法・食べ方について調べました。

免疫力アップ効果は、「ネギの辛み成分アリシン(硫化アリル)の抗菌作用による」と、良く言われていますが、実際はアリシンとは違う成分によることがわかりましたので、是非、ご一読ください。

(私たちは実験で確かめたのではなく、文献調査を行っています。)

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ネギのインフルエンザ予防効果

ネギには、A型インフルエンザウィルス(H1N1)の増殖抑制作用があります。

大分県の佐々木食品工業が、富山大学大学院医学薬学研究部生薬学研究室の林利光教授に依頼した研究で明らかになっています。

具体的には、

実験ではA 型インフルエンザウイルス(H1N1)を鼻から感染させたマウスを使い、感染の1週間前から1週間後までの2週間にわたってネギの熱水抽出物を経口投与するグループAと、何もしないグループBの2つに分けた.

感染から3日後、肺や気道のウイルス量と、毒素を中和して生体を防御するたんぱく質「抗体」の産生量を測定したところ、ネギの熱水抽出物を投与したマウスに高いウイルス増殖抑制作用があることがわかった。

ウイルス量については、ネギを投与したグループAは何もしなかったグループBのおよそ3分の1に抑えられた。肺のウイルス量はAが10万8000 PFU(細胞に感染した目安になる量)/100mgで、Bが32万6000PFU/100mg。気道のウイルス量はAが4640 PFU/0.1mlで、Bが1万6080PFU/0.1mlだった。

一方、抗体の産生量については、ネギを投与したマウスのほうが増えた。気道などウイルスが感染する粘膜で働く抗体と、血中や気道でウイルスを特異的に中和する抗体ともに、およそ3倍に増加した。「ネギが風邪予防に効く」は本当 「A型インフル」感染抑制作用発見-JCASTニュース

ということです。

カンタンに要約すると、ネギの熱水抽出物をウイルス感染の1週間前から与えて、合計2週間与え続けると、免疫力がアップする。

免疫力アップしているから、インフルエンザに感染しても症状がひどくならない、という事です。

私たちの食事でいえば、ネギのみそ汁、ネギをたくさん入れた鍋、ネギ焼き、焼き鳥のネギ間、薬味の葉ネギ、等を毎日食べ続けると、インフルエンザや風邪の予防効果があると言えます。

ウイルス増殖抑制効果はニンニク等にはないネギ特有の成分?

その後の研究で、「ネギ抽出物の高分子の水溶性成分に、強いウイルス増殖抑制効果あること」が確認されているので、みそ汁や鍋はスープをしっかり飲むのがオススメ。

また、生でも、煮ても焼いても、その効果は得られるでしょう。調理法は特に気にしなくて大丈夫そうです。

 

さらに、ウイルスの体内への侵入を阻止するために気道の粘膜で産生される分泌型IgA抗体の量と、血中や気道におけるウイルスを中和する抗体の量が、いずれも有意差をもって顕著に増えていた.

ネギに含まれる機能性成分としては、ツンとする刺激臭をもたらす硫黄化合物のアリシンが知られている。ネギが属するユリ科の植物であるタマネギ、ニラ、ニンニクなどにも含まれているが、その中ではネギの含有量は低かった。 日経WOMAN ONLINE

 

ネギのヌルヌルした成分をフクタンと言うそうです。このフクタンは菌やウイルスの侵入を抑えて、抗体を作る働きをもっているそうです。

詳細を調査中です。

水溶性高分子というと、オクラのヌルヌル成分=水溶性食物繊維がすぐ思い浮かぶのですが、こういった水溶性高分子、とくにβグルカンは腸内環境を整えて、免疫力アップ作用があります。

まいたけのMDフラクションも同様です。

ネギの水溶性高分子もβグルカンやまいたけのMDフラクションなどと同じ仲間なのかもしれません。

NHKガッテン!で紹介された ネギの青い部分にあるヌルっとした粘液「ヌル」も免疫力アップの効果があり、IgA抗体の量を1.5倍にするそうです。同じ成分かもしれません。

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓詳しくはこちらの記事にまとめています。↓↓↓↓↓↓↓↓↓

ガッテン! インフル・肺炎・がんに効く 世界で発見!驚異のネギパワーSP

細い葉ネギでも白ネギ(長ネギ)でも効果あり

佐々木食品工業では、細い葉ネギで上記の研究を行ったが、その後に、白ネギでも効果を確認しているそうです。

細ネギ、万能ネギ、白ネギ(長ネギ)どれでも大丈夫なのは,安心ですね。

なお、今回の研究では細い葉ネギと呼ばれる品種を用いているが、「白ネギ(長ネギ)でも同様の効果があること確かめている」と高野さんは話す。日経WOMAN ONLINE

 

ネギの抗菌効果

ネギの辛み成分アリシン(硫化アリル)やアリシンが分解して出来る二硫化アリルには、抗カビ・抗菌効果があります。

カビや菌の増殖を阻害し、ピロリ菌に対しても効果を持ちます。

ネギのスタミナ効果

ネギの辛み成分アリシン(硫化アリル)が糖のエネルギー代謝に必要なビタミンB1の吸収を高めて、スタミナが付くようになります。

ネギの疲労回復効果

ネギの辛み成分アリシン(硫化アリル)は、強い抗酸化作用があり、体内の疲労の原因である活性酸素を消してくれます。

ネギのがん予防効果

ネギの辛み成分アリシン(硫化アリル)には、がんを防ぐ強い抗酸化作用があります。

また、アリシンが分解して出来る二硫化アリルは、大腸がんの予防効果があるとされています。

ネギの血流改善効果

ネギの辛み成分アリシン(硫化アリル)には、血流を改善する効果があります。

ネギの糖尿病予防効果

ネギの辛み成分アリシン(硫化アリル)には、血糖値上昇を抑える効果があります。ビタミンB1とともに、インスリンの分泌を促進して、血糖値を下げる効果があります。

 

アリシンは分解しやすく、熱に弱い。

 

 

ネギオールという化合物は存在しない(?)

ネギの有効成分として記載が多い「ネギオール」は、化合物としては存在していないようです。

植物の有効成分全体を示す名前として〇〇オールという呼び名をつけることがあります。

つまり、ネギオールと言われる場合は、アリシンや二硫化アリル、ネギに含まれるビタミンなど全体を指すでしょう。この記事で紹介した「ネギの熱水抽出物」も成分が特定されていないので、ネギオールと一定いいかも知れません。

(もしくは、成分が特定されているけど、特許申請等の関係上、明かしてない。)

ネギオールの真偽について、日本植物整理学会HPより引用します。

のんくら さま

ネギオールについて、手元の植物関係の辞典には見つかりませんでしたので、植物成分を研究され、この方面について詳しい京都大学生存圏研究所の矢崎一史先生にお尋ねいたしましたところ、次のような回答を頂きました。

天然物の名前の付け方については、1960-1970年代迄は研究者が植物から単離し、構造を決定した研究者が勝手につけてもよいという慣習があって、ショウガから単離したからShogaol、フウロソウから取ったからFurosin、もっとひどいものになると横野さんが単離したからYokonoside とか、それぞれ、発見者が命名自体を楽しんでいた時代がありました。しかし、現在は植物の学名に準拠するようになり、ある植物から新しい成分を単離し、その構造を決めても、ネギの学名(Allium)を入れることが、論文投稿の際に求められます。1970年代までに構造が決定され、名前が決まった化合物については、当時の化合物名はそのまま正式名称として現在でも用いられています。ショーガオールが正式にあるのですから、ネギオールもあってよさそうですが、このような命名が許されたのは30年以前であり、もしその頃に単離されていれば現在の多くの専門辞典に掲載されているはずです。

研究分野によっては、植物のエキスにあたかも化合物のような名前を付ける例もあります。例えば、セイヨウニワトコ (学名 Sambucus nigra L.) のエキスをサンブコール (sambucol)とよんで、習慣的にそのまま学術論文に記載したりすることもあります。ネギオールの場合、名前の根拠そのものが見つからなかったのでこれと同じケースかは不明ですが、こうした可能性もあろうかと想像できます。

以上のような理由から、ネギオールとよばれる、ネギの地上部の白い組織に多いとされる成分についての研究成果は、学会誌に投稿されていないか、または、多くの専門家の審査を経て掲載される状態になっていないように思われます。

矢崎 一史(京都大学生存圏研究所森林圏遺伝子統御分野)

一般社団法人日本植物整理学会

 

【随時更新中】

 

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