【美肌】マカダミアナッツの栄養と驚きの美容・健康効果!一日に何個?食べ過ぎはダメ?
ハワイのお土産で定番の「ハワイアンホースト マカダミアナッツチョコ」、美味しいですよね。
中に入っているマカダミアナッツ!
じつは美容・健康効果がすごいんです!
1日たったの4−5粒食べるだけで、美肌、シミシワ予防、強くしなやかな血管、血液サラサラ、むくみしらず、ダイエット効果、お腹スッキリ、認知症予防など、さまざまな効果が期待できます!
気づけば、美肌女子はマカダミアナッツを食べてます。あっ、もう、あなたも食べてますね!
ぜひ、この記事を読んで、もう一度、マカダミアナッツの美容・健康効果を確かめてください
目次
マカダミアナッツの主な栄養成分・カロリー
マカダミアナッツの栄養成分は
- 脂質(脂肪)77%
- タンパク質 8%
- 糖質 6%
- 食物繊維 6%
で、できています。
ナッツのなかでも脂質が多いのがマカダミアナッツの特徴です。100gあたりのカロリーは720kcalと、脂質が多い分、高めです。
一方、糖質は少ないほうなので、ダイエット中のおやつとしても適していますね。
マカダミアナッツ100gあたりの脂質では、一価不飽和脂肪酸(オメガ9脂肪酸のこと)が59gとナッツ類のなかでも圧倒的に多いです。これはオレイン酸とパルミトレイン酸がメインです。
他のナッツと比べてみると、一価不飽和脂肪酸(オメガ9)の量は、ナッツ100gあたり
- マカダミアナッツ59g
- アーモンド34g,
- くるみ10.3g
- ピーナッツ23g
となっています。
一価不飽和脂肪酸(オメガ9)は、寿命を延ばすことが発見されており、世界トップクラスの研究雑誌で紹介されています!(*1,まだ初期の研究段階ですが)
特に、一価不飽和脂肪酸(オメガ9)のなかでもマカダミアナッツに多いのが
パルミトレイン酸
で、マカダミアナッツの15%にもなります。
他のナッツでは、パルミトレイン酸はこんなに多くなく、2番目に多いピスタチオでも、0.5gとマカダミアナッツの30分の1しかありません。
マカダミアナッツの10の美容・健康効果!
マカダミアナッツの美容・健康効果として主に期待されるのは、
- 美肌効果!
- 血管をしなやかに!
- 血液をサラサラに!
- 悪玉コレステロールの低下!
- 血糖値の改善!
- ボケ防止(認知症の予防)!
- シミシワの予防!
- むくみをとる!
- 脂肪を燃やす!
- お腹スッキリ!
と10個あります。
美肌効果
特にマカダミアナッツに多く含まれているパルミトレイン酸は、人の皮膚にもあって、お肌の潤いやバリア機能に関係しています。
一般的に30代になると、パルミトレイン酸の量が少しずつ減ってきて、お肌の潤いやバリア機能が弱くなり、お肌の乾燥や老化につながってしまいます。
さらに、パルミトレイン酸は抗酸化成分(ポリフェノールは126mg/100gあたり)が豊富に含まれているので、アンチエイジングにもバッチリ!(*2)
パルミトレイン酸やオレイン酸は、「血管しなやか」、「血液サラサラ」で血行が良くなるので、肌の新陳代謝を高めて、くすみやシワの予防にも効果が期待できます。
血管しなやか・血液サラサラ・コレステロールの低下で生活習慣病を予防
マカダミアナッツに多く含まれるパルミトレイン酸は血管を強くしたり、コレステロールや中性脂肪を減らす作用があります。
ピーナッツの健康効果で紹介したオレイン酸も42g(100gあたり)と非常に多く、さらなる血管しなやか効果が期待できます。
代謝を活発化させて内臓脂肪を減らすパルミチン酸も6.6g(100gあたり)とナッツ類でも多く含まれています。
内臓脂肪は慢性炎症を引き起こして、多くの不調や生活習慣病の原因であることがわかってきています。慢性炎症について、詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ!
血糖値の改善
マカダミアナッツのパルミトレイン酸が炎症を抑えて、血糖値を下げるホルモン「インスリン」の感受性をあげます。
また、血糖値コントロールに重要なすい臓のβ細胞を守ることがわかっています(*3)。
ボケ防止(認知症の予防)
マカダミアナッツでボケ防止? と不思議に思われたかもしれません。
アルツハイマー型認知症の原因は、脳に老廃物(=ゴミ)であるアミロイドβ(ベータ)が蓄積すること。
最新の研究では、アミロイドβが作られる量は認知症でない人も認知症の人も同じで、アミロイドβが溜まってしまうのは、「脳に作られたアミロイドβを脳からうまく排出できないから」だということがわかってきました。
そして、アミロイドβを脳から排出する道路が「血管」。
血管がしなやかに強くなると、血流が良くなって、各細胞でできた老廃物がしっかりうんちやおしっことして外に出されます。認知症の原因のアミロイドβも老廃物(ゴミ)なので、同じことなんですね。
シミ・シワの予防
マカダミアナッツのパルミトレイン酸・オレイン酸が血管をしなやかに血流をよくして、お肌の新陳代謝を活発にして、シミシワを予防できるでしょう。
ハリのあるお肌をつくるタンパク質も豊富なので、
また生のマカダミアナッツには、抗酸化作用のあるビタミンE(若返りのビタミン)も含まれていますが、1日の適切量4-5粒(10g(75kcal)中では、1日の必要量の1%程度にしかなりません。
デトックス効果でむくみをとる
マカダミアナッツには、カリウムが300mg(100gあたり)、マグネシウムが94mg(100gあたり)とむくみを取る成分が含まれているので、老廃物を排出するデトックス効果が期待できますね。
ビタミンB1が脂肪をもやす
マカダミアナッツ4-5粒には、脂肪を燃やす効果があるビタミンB1が0.13mgと一日に必要な量の11%が含まれています。
食物繊維とオレイン酸でお腹スッキリ!
マカダミアナッツには、腸のぜん動運動をうながす不溶性食物繊維が豊富に含まれています。
一日に必要な食物繊維の量は20g程度ですから、マカダミアナッツ4−5粒で、1日に必要な食物繊維量の3%がとれます。
さらに、豊富なオレイン酸が腸の内側の滑りを良くして、うんちの滑りを良くします。オリーブオイルが便秘に良いというのはこのことですね。
マカダミアナッツを食べ過ぎるとどうなるの?
食べ過ぎは、肥満、便秘の原因になります。
からだに良い脂質が入っているとはいえ、食べ過ぎると脂質の取り過ぎにつながり、体の中で脂肪として蓄えられます。
マカダミアナッツは不溶性食物繊維が豊富なので、食べ過ぎると腸の中で便のかさが増しすぎて、便秘になることがあります。
*「肌荒れの原因になる」と言う人もいるようですが、マカダミアナッツだけが原因で肌荒れになることは考えにくいです。そのほかの糖質の取り過ぎや、運動不足、血行不良など、いろんな要因の積み重ねが考えられます。
ダイエット中のおやつ(間食)にマカダミアナッツは食べても良いの?
マカダミアナッツのGI値(食後に血糖値を上げる力)は、27と低く、ダイエット中でも安心して食べられます。ただし、いくら低GIとはいえ、カロリーは高めなので、食べ過ぎには注意しましょう。
むしろ、食べないダイエット(栄養をしっかりとらないダイエット)は、痩せられても、肌がカサカサしたり、少しやつれた感じに見えてしまうので、適度に良質な脂質を取る方が良いです。
もし1日に食べ過ぎてしまっても、2−3日にわけて食べる量を調整すれば大丈夫です。
1日4−5粒が適量なので、10粒食べてしまったら、次の2日間は2−3粒で抑えるようにしましょう。
マカダミアナッツのアレルギー
ナッツはアレルギーのある食物ですが、マカダミアナッツでアレルギーが出るのはまれのようです。
アレルギーがゼロではないので、かゆみ、じんましん、息切れ、呼吸困難、発汗、めまい、吐き気、腹痛などのアレルギー症状を感じたら、食べるのをやめて、アレルギー検査にいってみましょう。
アレルギー反応がひどい場合は、アナフィラキシーショックが起きます。のどがはれて呼吸ができなくなって、血圧の急低下により臓器不全をもたらし、治療が行われないと死に至ることがあります。
おすすめのレシピ
マカダミアナッツと相性がいいのは、ヨーグルトやフルーツ。肉料理や魚料理に砕いたマカダミアナッツをソースに加えたり、野菜の胡麻和えをごまの代わりに砕いたマカダミアナッツで和えるのも美味しいです。
まとめ
いかがでしたか?
ナッツが美容、健康に良いと言われますが、とってもたくさん種類があるので、どれが良いのか、迷ってしまいますよね。
マカダミアナッツは、ナッツのなかでも脂質が非常に多く、一価不飽和脂肪酸(オメガ9脂肪酸)が豊富で、美肌効果の高いパルミトレイン酸が特徴です。
美肌、むくみ、血流改善、生活習慣病予防、認知症予防、便秘改善と、女子に(男子にも)嬉しい効果がいっぱいなので、ぜひ、食べてみてくださいね!
参考文献
*1:Nature 544, 185–190 (13 April 2017) Mono-unsaturated fatty acids link H3K4me3 modifiers to C. elegans lifespan)
*2:Kornsteiner M., Wagner K.H., Elmadfa I. (2006) Tocopherols and total phenolics in 10 different nut types. Food Chemistry 98:381-387
*3:Zhi-Hong Yang,Hiroko Miyahara andAkimasa Hatanaka.(2011) Chronic administration of palmitoleic acid reduces insulin resistance and hepatic lipid accumulation in KK-Ay Mice with genetic type 2 diabetes
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