美味しいものがたくさん出てくる秋。「この秋は美味しいものを食べて、その後ダイエットしよう!」と、考えてしまいます。
秋が終われば、忘年会・新年会がすぐやって来ます。1年の締めだから、職場以外も、ご近所や学生時代、サークルの友人など、いろんな人との飲み会が続いて、ますます太ること間違いなし!?
そんなことはありません!
飲み会が続いても、うまくやれば痩せる方法はあります♪ 今回は、飲み会続きでも痩せる簡単な方法についてご紹介します。
飲み会前
痩せるための飲み会の過ごし方は、飲み会のだいぶ前から始まっています。ここが最も重要かもしれません。飲み会当日、朝からの過ごし方をご紹介します。
お腹を満たしてから飲み会に行く
「今夜は飲み会だから、朝ごはんとランチは減らしておこう。」は、NGです。朝、昼はきちんと食べて、アルコールを摂る夜に食べ過ぎないようにするのがベストです!
肝臓は脂肪とアルコールを分解しますが、アルコールと脂肪では、アルコール分解の方が優先されます。なので、お酒を飲みながらの食事は、普段よりも脂肪となりやすいのです。
もし、飲み会に空腹で行ったら?どうしても最初から手っ取り早く、お腹に溜まるものを頼んじゃいますよね?
これが良くないです。
空腹時の体は栄養の吸収率も上がっていますし、飲み会の料理はダイエットには避けたい糖や油の多いものがたくさんあるので、ここで食べた料理は、肝臓がアルコール分解している間に、どんどん体に吸収されてしまいます。
飲み会に空腹で行くのは、太りにいくようなものです。
飲み会の前に軽く食べて小腹を満たす
オススメは「チーズ」です。チーズは腹持ちが良く、胃の壁を保護して悪酔いを防ぐ効果があり、1杯目で血糖値が急激に上がるのを防ぎます。また、発酵食品なので、腸内環境を整える働きもあります。
他にも、食物繊維を含む食べ物は糖質や脂質を抑え、血糖値の急上昇を防ぐのに効果的なので、「ヨーグルト」、「ドライフルーツ」「大豆バー」、「干しいも」、「りんご」、「いちご」、「プチトマト」などもオススメです。
飲み会開始
ダイエット中はお酒は飲まない方が良いとわかっていても、飲み会で自分だけウーロン茶、というのも・・・。太りにくい飲み方のポイントをマスターして、楽しく参加しましょう。
お酒の選び方
「とりあえずビール」は、乾杯の1杯だけ
ビールは、ぐいぐいと飲みやすいだけでなく、糖質も含まれています。また、食欲増進効果もあるので、飲めば飲むほど、食べたくなってしまいます。最初の一杯だけにしましょう!
お酒を選ぶときは、糖質にも気をつけて!
甘いカクテル
甘いカクテル類には糖質が多く含まれているので、飲み過ぎは太る原因です。
太りたくないなら、お酒は「柑橘系サワー」がオススメ。柑橘類、特にレモンは代謝を上げる効果があるので、太りにくくなります。
蒸留酒(ウィスキー、焼酎、ウォッカ、ジン、ブランデーなど)
糖質を含まない=太りにくいお酒は、ウイスキー、焼酎(甲類)、ジン、ウォッカなどの蒸留酒です。
水割りやお茶割りを選べばさらに安心。ウイスキーを炭酸水で割ったハイボールも飲みやすくてオススメ!
ワインはいいの?
糖質を含むものの、比較的その量が少ないのがワイン。
・白ワイン
体内の老廃物の排出を促すデトックス効果が期待できます。白ワインに豊富に含まれるカリウムは、むくみの原因になるナトリウムを排出する働きがあります。さらに、高い殺菌効果や、腸内環境を整えて便秘解消に役立つなど、女性に嬉しいメリットがたくさんあります。
・赤ワインもオススメ
赤ワインは、ポリフェノールの1種であるレスベラトロールを多く含むため、抗酸化作用があり、アンチエイジングにも効果的です。とはいえ、白ワインも赤ワインもアルコールなので、飲み過ぎは禁物。グラス3杯くらいがちょうど良いとされています。
”お茶割り”がやはりイチオシ!
お茶はどれも脂肪を分解する作用を持っています。緑茶、ウーロン茶、ジャスミン茶など、どれもダイエット中の飲み会にはオススメです。
ウーロン茶にはサポニンとウーロン茶ポリフェノールが含まれています。サポニンは、油分の吸収を防いで体外に排出する働きがあり、ウーロン茶ポリフェノールは中性脂肪をすばやく分解する働きがあります。おまけにウーロン茶ポリフェノールは美肌効果も期待できます!
ジャスミン茶はビタミンCが豊富。アルコール解毒作用もあり、消臭作用もあるので、飲み過ぎてヤバいっ!という時には、すかさずジャスミン茶を頼みましょう!
緑茶もビタミンCが豊富で、動脈硬化予防やがん予防などの効果も言われています。
どのお店のメニューにもありそうなウーロンハイが、飲みやすそうです。
お酒の基本カロリー
お酒が太る原因は、「カロリーと糖質」。(グラス一杯分の目安)
・中ジョッキビール 210kcal (=お茶碗1杯分のご飯と同じ)
・カクテルカルーアミルク 205kcal
・日本酒 200kcal
・ファジーネーブル 190kcal
・カシスオレンジ 176kcal
・サワー 140kcal
・焼酎 120kcal
・グラスワイン 100kcal
・梅酒ロック 78kcal
・キール 70kcal
・ホッピー 50kcal
・ウイスキーシングル 70kcal
糖質を含まないアルコール=蒸留酒
・焼酎
・ウイスキー
・ウォッカ
・ジン
・ラム、
・テキーラ
・バーボン
・ブランデー
美容に効果の高い”水”もたくさん飲もう
水にはこんな効果があります。
- アルコールの分解に必要&早める
- むくみ防止
- 二日酔いの防止
- 脱水症状を防止
お酒や塩分の摂り過ぎは、むくみの原因。お水を交互に飲んで、自然とむくみや二日酔いを防ぎましょう。
おつまみの選び方と食べる順番
“食べ順ダイエット”があるくらいなので、太らないために、食べる順番はとても重要です。
「ダイエット中なのに、どうしても食べなきゃ行けない」、「ダイエット中だとばれたくない」、「食べたいけど、太りたくない」という時、ありますよね?
必要以上にカロリーを摂り過ぎたら、やはりやせることは難しいかもしれません。でも、必要カロリー内に抑えていれば、痩せることも可能です。
その方法は、次の順番でご飯を食べればいいだけです。
食物繊維→タンパク質→(炭水化物)
つまり
野菜→肉・魚料理→(ご飯もの)
が基本です。
これは、コース料理で食べるのと同じ順番です。
飲み会やパーティでも同じ順に食べれば、食べ過ぎないし、太りにくくなります。
炭水化物は、出来れば食べない方が良いです。
飲み会ので食べ始めは、野菜メニューから
食物繊維の多い食材を先に食べると、糖質もゆっくりと吸収されるので脂肪になりにくいです。さらに、酔いにくくなります。
特に野菜スティックなどは、歯ごたえがあり、噛むことによって、唾液や胃液が分泌されやすくなり、満腹中枢が刺激されるので自然と食べ過ぎを防いでくれます!積極的に食べるようにしましょう。
食物繊維が豊富な食材
オクラ、枝豆、もずく酢、キノコ類、ピーマン、キャベツ、アスパラガス、わかめ、昆布
特に
枝豆には、アルコールの分解を促進するアミノ酸の「メチオニン」が多く含まれているので、
悪酔いや二日酔いを防ぐ効果があります。
また、サヤがあるから、早食いが抑えられて少量の食事でも満腹感を得られるので、ダイエッターに最適なおつまみです。
飲み会でメニューを自分で選べるなら、「とりあえずビール」に「とりあえず枝豆」も加えてみましょう。
野菜でも、糖質が多い野菜もあるので、注意。
糖質の高い野菜
じゃがいも、とうもろこし、かぼちゃ。
これらは、食べる量に気をつけるか、なるべく避けるのがベター。
胃腸の働きを促す発酵食品メニューも狙う
胃腸の働きを促す食品
生キャベツ、たこわさ、冷奴、キムチ、冷やしトマト、しめさば。
続いてタンパク質メニュー
続いて、たんぱく質の多い卵料理やお刺身を食べ、カロリーや脂質の多い肉料理は一番最後に。
からあげは最も避けるべきメニューですが、食べる時は酢やレモンをたっぷりかけましょう。
酢やレモンには血糖値の上昇を穏やかにする効果があります。
炭水化物をどうしても食べるなら雑炊
小麦粉系のピザ、パスタ、うどんなどは、脂肪になりやすいうえ、食欲増進効果があるため、飲み会では厳禁!
おつまみは低カロリーを選ぶ
飲み会でお酒を飲んでいたら、テンションが上がって来たり、酔っぱらったりして、「何を食べたらいけないか」、「何を食べても大丈夫か」なんて、わからなくなってきそうですよね?
そんな時には、これだけは実行しましょう!
低カロリーのおつまみを積極的に食べる!
低カロリーなのは、「茹でたもの」!次に、「焼いたもの」!
低カロリーでタンパク質が豊富な
枝豆や豆腐、ビタミンを補うための
サラダなどをとるようにしましょう。
ボリューミィなものが食べたいときには、刺身、焼き魚や焼き鳥などがおすすめです。
締めのラーメンは絶対NG。どうしてもご飯ものが食べたい場合は、雑炊か梅茶漬けにしましょう。
低カロリーメニュー
枝豆、かまぼこ、煮もの、刺身、豆腐料理、おでん、もろきゅう、トマト、チーズ、あさりの酒蒸し、酢の物、ほうれんそうのおひたし、焼き鳥(塩)、赤身肉(ヒレ、もも)。
・焼き鳥
「皮」「手羽」は避け、「ささみ」「砂肝」「ナンコツ」を。「ハツ」「レバー」「ミノ」といったホルモンは低カロリー高タンパク質で、糖質の分解を促進するビタミンBも豊富。あと、ポン酢、ゆず胡椒などもオススメです。
豆腐料理
ダイエットの基本、高タンパク・低カロリー食。女性に嬉しいイソフラボンも豊富。
チーズ
乳製品はタンパク質も豊富で、胃の粘膜も保護。アルコールの急激な吸収も予防。
トマト
酔いの回りを緩やかにし、酔いの覚めも早くする効果も。
鍋は野菜がたっぷりとれるので,ダイエット中でも◎
忘年会といえばお鍋ですよね!
野菜がたっぷり摂れるお鍋は、ダイエット中の女子の強い味方。
特に定番のキムチ鍋は、カプサイシン効果で身体の芯から温まるのでカロリー消費も期待できます。ただ、カプサイシンは食欲増進効果もあるので、食べ過ぎても糖質の少ない野菜を中心に!
お鍋の際も最初に①野菜を積極的に食べるよう心がけ、②鶏肉や豚肉などは後半に、③〆のうどんや雑炊を控えれば、それほどカロリーを摂取せずとも満腹感も得られることでしょう。
飲み会中の行動
積極的に「おもてなし」をする
大皿料理をとりわけたり、お酒をついだり、オーダーしたりすることで、周りが喜びながら、自分が食べない、飲まない時間を作れます。
しかも、そうやって飲み会に貢献することで、「気配りができる」、「気が利く」と、あなたの評価も高まり、ダイエットをしていることなど、絶対に気づかれないはずです。
「場」や「会話」を楽しむ
場の雰囲気や会話を楽しむ事で、必然と料理やお酒を口に運ばなくてすみますね!
飲み会後 〜アフターケア〜
「二次会」は出来る限りパス
ダイエットで一番の大敵は、
寝る直前(3時間以内)まで食事をしてしまうことです。
せっかく一次会で食べ過ぎ飲み過ぎに注意できたとしても、「もう1軒!居酒屋!!」、「これからカラオケ!」で行った先の二次会で、ダラダラ飲み食いしてしまってはせっかくの努力が水の泡です。
出来る限り、一次会でスパッと帰りましょう。
どうしても二次会にいかないとマズいという場合は、カラオケでウーロン茶を飲みながら、歌ってカロリー消費しましょう。
翌日はちょっとしたウォーキングをする
ウォーキングといっても、本当にちょっとしたことです♪
仕事なら、
・いつもより遠いところにランチに行く
・違うフロアのトイレに行く
などです。
お休みのときは、お風呂掃除やお部屋の掃除をすれば、かなり運動になって、家もキレイになるし一石二鳥。
そうすることで、気分も良くなって、ダイエットの敵”ストレス”も軽減されますよ♪
飲み会のあとの半身浴はいいの?悪いの?
半身浴は、体の代謝を上げて痩せ体質作りに効果的と言われますが、お酒をのんだ後の半身浴は、良いがさめていれば、大丈夫。
目がくるくる、ふらふらの時は、シャワーだけか、さっと湯船につかるくらいのほうがいいです。
半身浴の効果
・新陳代謝を高める。基礎代謝が上がりやすい
・血行促進。冷え性改善に効果的
・発汗促進によるデトックス効果
・リラックス効果
・心臓への負担が少ない
普段から半身浴を取り入れて、やせ体質になっておくと、「飲み会で食べ過ぎちゃった」って時も、少し気持ちが楽でいられます。
おわりに
いかがでしたか?
低カロリーなお酒、食事、食べ方で、これから続く忘年会・新年会で痩せちゃった♪ と乗り切ってくださいね。何より、飲み会で一番大切なのは、楽しむことですよね。
「たくさん食べすぎちゃったかな〜」と後悔するよりも、スマートに食べて「楽しかったっ!」とダイエット中でも思いっきり楽しんでくださいね!
イベントが続く毎日を楽しく過ごしましょう♪